「何となく周りが持っているから」
「ないと不便」
そんな風に思い、車を購入している人は周りに大勢いるのではないでしょうか。
公共機関が急速に発達してきている世の中において、本当に車は必要でしょうか。
今や車を手放す若者が増えてきています。
その理由としては、公共機関の発達はもちろん、車にかかる費用の莫大さ気づく人が増えてきたからです。
今回は、車にかかる費用がこんなにもあるんだという事を実感していただき、今一度本当に車は必要なのかという事を考えていただくきっかけになればと思います。
自動車にかかる税金
自動車にかかる税金は以下の4つです。
車にかかる税金
- 自動車税
- 自動車取得税
- 自動車重量税
- 消費税
自動車税
自動車税は車を所有していれば、毎年かかる税金です。
総排気量1L以下で25,000円、1L超からは0.5リットル刻みで税額が上がり、6L超の110,000円まで設定されています。
このように車の大きさや排気量によって、年間約2~11万程の費用が発生します。
自動車取得税
自動車取得税とは、売買などで自動車を取得した取得者に対して課税される税金のことです。
購入時の買取価格(取得価格)の3%が発生します。
中古の場合の取得価額は課税標準基準額×残価率で計算されるのがポイントです。
自由なメモ
軽自動車の場合は2%
しかし、消費税が10%に上がったタイミングで、この自動車取得税は廃止され、新たに環境性能割(自動車税の中に新たに追加され、自動車を取得した際に課税される税金)が導入されました。
自動車重量税
自動車重量税とは、自動車の区分、重量によってかけられる税金です。
新規登録時と車検時に支払います。
車の大きさによって異なり、年間5000円~2万5000円くらいと言われています。
消費税
購入時の本体価格の10%が発生します。
自動車にかかる保険料
自動車保険にかかる保険料は大きく2つあります。
車にかかる保険
- 自賠責保険
- 任意保険
自賠責保険
自賠責保険とは、自動車を運転するなら絶対に入らなければいけない保険です。
原動機付自転車を含むすべての自動車に加入が義務付けられており、「強制保険」と呼ばれたりもします。
任意保険
任意保険は、自賠責保険で賄いきれない補償を負担してくれる保険です。
自賠責保険と任意保険の詳しい内容について、こちらの記事で解説しています。
-
-
自動車保険の種類とは?自動車保険の正しい選び方を知ろう!
続きを見る
自動車にかかるランニングコスト
自動車にかかるランニングコストは、以下の6つです。
車にかかるランニングコスト
- 自動車費用
- 駐車場代
- ガソリン代
- 消耗品
- 車検
- ローン金利
自動車費用
自動車の本体価格です。
軽自動車や大型自動車、高級車などピンからキリまであります。
駐車場代
車を駐車する際に発生する維持費です。
立地などによって大幅に金額が異なります。
ガソリン代
車を稼働させるうえで必要になってくる燃料費です。
消耗品
オイル、タイヤ交換に発生する費用などが挙げられます。
車はあくまで消耗品の為、修繕費用が発生します。
車検
自家用乗用車の車検の有効期限は、新車登録から初回の検査が3年間で、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
費用は10万円ほど発生します。
まとめ
自動車にかかる費用はこれだけあります。
どれだけ節約しても、これだけの費用が発生してしまっていることに気づかなかったのであれば当然貯金もたまりません。
これだけの費用が発生してる中でも、車を所有し続ける必要はあるのでしょうか。
車を所有することは費用面だけでなく、事故リスクも発生いたします。
いつどこで事故が発生するのかわかりませんし、もしかすると自分が加害者になってしまうリスクもあります。
長時間運転しなければならないとなると、ストレスの原因にもなります。
移動手段として、ただ車を利用するのであれば、電車を利用することで自分の時間も費用も抑えられるケースが多々あります。
田舎であれば例外ですが、都心においては今や移動手段に車は必要ないと感じます。
自身の状況を一度振り返ってみるいい機会になれば幸いです。