これからマイホームとして中古の家を買う人、投資用として中古の家を買う人が気を付けなければならないことは、リフォーム費用です。
見積書に記載の金額が、適正価格なのかわからずとも納得してしまう人は多いのではないでしょうか。
不動産業者は相場を知らない人間から多くのお金を徴収します。
だからこそ、相場観を知ることで対策しなければなりません。
今回はリフォームにかかる費用の相場感をざっとイメージしてもらえたら何よりです。
リフォームの依頼には2種類の方法がある!
リフォームの依頼には、一括発注と分離発注があります。
自分のマイホームとして購入する場合には、ついついお金をかけちゃう心理が働きます。
相場感を知らない状況で、費用を出されても目の前のマイホームを考えると、費用を気にすることなく払ってしまうケースが多々あります。
自分の自己満足のために、お金を使いすぎてしまうのが人間という生き物です。
また、投資用物件はターゲットをしっかりと考えることが大事です。
ターゲット層が女性であれば、水回りなどをしっかりきれいにしたり、男性であればかっこいいデザインを心がけたりと工夫が必要です。
一括発注とは
水回りや、ハウスクリーニング等のそれぞれの業者を一括請負業者がまとめて選択してくれる発注方法です。
本来であれば、水道業者やクロス業者等は各々個別で連絡して依頼するのですが、請負業者が間で全て手配してくれます。
一括発注のメリット
- とにかく楽
- アフターメンテナンスもおまかせ
- 責任も背負ってくれる
一括発注のデメリット
- 割高になる
一括請負業者が全て取りまとめてくれる分、手数料がかかり割高になってしまいますが、時間単価を考えれば利用するメリットは大いにあります。
分離発注とは
一括発注とは違い、それぞれの業者に対して個別に依頼する方法です。
分離発注のメリット
- 安価に抑えられる
- それぞれの相場を知れる
分離発注のデメリット
- 手間がかかる
- 責任の追及が難しい
一括発注で発生する請負業者への手数料がかからない分、料金は安くなりますが、手間がかかります。
リフォームの相場を知ろう!
大きく費用がかかるところをまずは抑えましょう。
費用が大きいところ
- 水回り
- 外壁
- シロアリ
- 地盤沈下・傾き
水回り
主にトイレやお風呂、キッチンの修繕などにかかる費用です。
トイレ
- 汲み取り→水栓 100万弱
- 和式→洋式 15万弱
- 便座・壁紙交換 数万円
お風呂
- ユニットバス入れ替え 100万円
- 壁のパネル入れ替え 数万円
- 浴槽だけ交換 数万円
キッチン
- キッチン(自宅用) 50万~100万
- キッチン(投資用) 3~4万
外壁
外壁は主に塗装にかかる費用です。
概ね100万前後の費用が発生します。

シロアリ
戸建てであれば、シロアリのリスクが考えられます。
シロアリを駆除しようと思うと、一坪当たり6000円程かかります。
地盤沈下・傾き
傾きを基礎から直すと、数百万円かかってしまいます。
ここはよく注意して物件を選びましょう。
その他の費用について、以下まとめてみました。
その他費用
- ハウスクリーニング 10万円
- クロスの張替え(1m) 600~700円
- ふすま、障子、網戸 1枚1400円
- 畳 6000円程
- クッションフロア 1㎡ 2000円
- フローリング 上張り 1㎡ 7000円
- フロアタイル 1㎡ 4000円
- ガスコンロ 1万円前後
- 給湯器 7万円前後
- エアコン 2~10万円
- 洗面台 3万円前後
- 鏡交換 1万円前後
- 鍵交換 1万円前後
戸建てであれば、大きい修繕がない限り100万円前後の相場感を持つとよいでしょう。

まとめ
今回ご紹介した相場観は、あくまでざっくりの費用です。
土地の場所や築年数によって大幅に費用が変動することもあるので、一概に正しい費用とは言えません。
しかし、ざっくりの相場感を知っておかなければ割高に費用が掛かっても気づくことさえできません。
費用感を知って、リフォームで失敗しないようにしましょう!