副業

せどりは悪いイメージ?せどりと転売の違いについて徹底解説!

2020年4月27日

 

初めに、皆さんに知っておいてほしいのは、
「せどりは立派なビジネス」
であり、転売ビジネスではありません

 

※これから副業やフリーランスとして新たに「せどり」を始められる方に見てほしい記事となります。
また、現在せどりを行っている方にとっても、一度自身の行動を振り返ることができる良い機会になると思います。

 

『おススメの副業にせどりってワードがあったんだけど、具体的にどーゆービジネスなの?』

 

『んー、要は商品を安く仕入れて、売る事かな~?』

 

『それって、いわゆる転売ってやつ?なんかあんまり良い印象じゃないよね…』

 

『…。』

 

せどりとはどういうビジネスなのか疑問に思った人の中で、この女性のように
「せどり=転売」と良いイメージをもたないと感じた人はいるのではないでしょうか。

 

反対に、この男性のように、せどりとはどういうビジネスなのかうまく説明できず、相手に疑心感や嫌悪感を抱かせてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

 

また、これからせどりを始める人の中でも、どこかしら周りに言いずらい等、ビジネスとして不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

 

安心してください。
せどりは立派なビジネスです。

 

今回はせどりを始めるにあたって、せどりとはどういうビジネスなのか、また転売とどう違うのかという正しい知識を身に着けていただければと思っています。

 

せどりで失敗しないためにも、最低限の知識やルールを教えます。

 

「せどり」と「転売」の違いについて

 

まず初めに、皆様に勘違いしてもらいたくないのは「せどり=転売」ではありません。

 

似たようなビジネスであることから、同じように認識している方も多いと思いますが、
それは誤りです。

 

そして、大前提として知っていただきたい事として、どちらも合法のビジネスである事です。

 

ただしルールを守ったうえでの話であるため、
その点もふまえて詳しく説明いたします。

 

転売とは?

まずWikipediaではなんと記載されているでしょうか。

 

主に数量が限定されるなどの入手困難な商品を転売目的で購入(個人ないしアルバイト等で雇われた複数人)し、インターネットオークション等のインターネットを介し高値で販売することを生業・趣味とした一般個人を指す。

 

このように記載されています。

 

転売とは入手が困難な品を転売目的で購入し販売することです。

 

また、定価よりも高値を付けて販売することも転売と称されます。

 

せどりとは?

こちらもwikipediaの記載を見てみましょう。

 

『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)』

 

イメージとしては、商流の基本ですね。

 

皆さんが何気なく購入している150円のジュース。原価はいくらかしっていますか?皆様の下に届くまでに、卸業者等、仲介が入ることによって値段は高騰しており、その分の手数料をとっているのです。

 

せどりとは、転売と違い安価に仕入れたものを定価もしくは定価以下で、フリマサイトや買い取り業者に販売することによって、その分の利ザヤを収益にすることです。

 

 
定価のものを定価以下で販売するってどーゆーこと? そもそもフリマサイトだと手数料や配送料もかかるし 利益なんて取れないのでは・・・?

 

この文章だけを見ると、誰でもそう思いますよね。

 

でもそれが可能なのがせどりです。

 

せどりにも店舗せどり電脳せどりポイントせどりと種類があり、なぜ利益を取ることができるのかを、それぞれの例を交えて詳しくご説明させていただきます。

 

せどりの種類

 

 
Mr.新橋
せどりは大きく3種類あるよ!

 

店舗せどり

店舗せどりとは、仕入れにおいて実店舗を利用する手法を指します。

 

例えば、お近くの電化製品にて、タイムセールや処分価格で販売している商品は、定価よりも大幅に値引きが適用されていますよね。その商品の定価が10,000円だったとします。大幅値下げで50%OFFとなっていたため、5,000円で購入することができました。
この商品は、Amazonやメルカリで定価より少し安い9,000円で売られていたとしたらどうでしょう。手数料10%(900円)・送料(500円)を合わせても、2,600円の利益になります。

 

これが店舗せどりのしくみです。

 

電脳せどり

電脳せどり=ネット通販で商品を仕入れる。とのイメージでいいと思います。

 

仕組みとしては、店舗せどりと同様のやり方で、販売チャネルが店舗かネットかの
違いになります。

 

ポイントせどり

ポイントせどりは電脳せどりの一環として、存在する手法となります。
ポイントを利用した「実質の利益」を生み出す手法となります。

 

代表的な楽天を例に挙げて説明いたします。

 

10,000円の商品が楽天市場にて、定価で売られていたとします。
楽天ではユーザーにとってお得なポイント制度が豊富にあります。
例えば、楽天のサービス(楽天アプリや楽天銀行、楽天証券等)を利用しているユーザーは、楽天ポイントが+1倍もしくは+2倍となる特典があります。
上記SPU(スーパーポイントアッププログラム)と称するもので、最大16倍のポイントアップが可能になります。また、時期によっては~倍と更にポイント倍率が上がるイベントが開催されます。

 

今回は、SPU16倍、イベントで9倍、更にキャッシュレス5%を合わせたポイント30倍と仮定しましょう。

 

10,000円の商品を購入しますが、付与されるポイントは30倍なので、3000ポイントとなり、この商品は実質7,000円で購入することができました。
定価より少し安い9,800円で販売したとしても、1,320円の利益が出ますよね。

 

このように、ポイントをうまく活用することで、実質の利益を生み出すことを
ポイントせどりと称されています

 

購入者も楽天市場にて定価で買うよりも、少し安く買えるところの方がお得ですよね?

 

せどりを始める上で、知っておかなければいけない4つの禁止事項

 

せどりを行う上でもルールがあります。無知のまま行うこと程リスクを伴うものはありません。知らなかったや、悪気がなかったでは通用しません。
手遅れにならないように、事前に確認しましょう。

 

禁止事項

  • チケットの取り扱い
  • 偽ブランドの取り扱い
  • 古物商を取得していない場合の中古品の取り扱い
  • 販売禁止されている商品の出品

 

 

チケットの取り扱い

現在日本では、チケットの取り扱いは厳重化されております。

 

利用目的のない大量のチケットを購入し、定価よりも高くネットで転売することや、会場近くで高値で販売(通称ダフ屋)を行うことは、法律で禁止されております。

 

上記の転売を行うと、チケット不正転売禁止法によって逮捕されます。

 

例外として、利用目的でチケットを購入したが、予定が変わりいけなくなった場合に
定価もしくは定価以下で売ることは可能ですが、チケットの取り扱いは極力避けましょう。

 

偽ブランドの取り扱い

これは言うまでもない犯罪行為ですね。
説明するまでもないです。絶対にやめましょう。

 

古物商を取得していない場合の中古品の取り扱い

フリマサイト等で販売されている商品を、商用目的で仕入れる場合は注意が必要です。

 

日本国内において、一度でも一般消費者の手に渡った物品は古物として扱われます。
古物を商用目的で取り扱う場合には、古物商許可を受ける必要があります。

 

例え、フリマサイトで出品者が「新品・未使用」と謳っていたとしても、古物に該当するため、注意が必要です。

 

正規の店舗やネットショップで納品書や明細書を受け取ることができる、新品の商品のみを取り扱う場合には、古物商は必要ありません。

 

中でも、フリマサイトで中古品を取り扱う方は絶対に取得してください。

 

フリマサイト等の匿名で売買できるエスクロサービスを利用する際、自分が犯罪に加担してしまう可能性があります。

 

要は、商用目的でフリマサイトから仕入れた商品が、「盗難品」であった場合、直ちに警察に連絡しなければなりません。そこで、中古品を取り扱った事と同時に、古物商を持っていない事が判明してしまうため、
3年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。

 

自分がどちらに該当するかわからない人は、念のため古物商を取ることをお勧めします。

私物の出品においては、古物商の許可は必要ありません。

 

 
Mr.新橋
古物商許可は最寄りの交番にて2万円程で取得することができます!

 

販売禁止されている商品の出品

販売が禁止されている商品の取り扱いには、十分注意しましょう。

 

例えば、昨今マスクの転売が法律で禁止されましたが、フリマサイト等では出品すること自体禁止されております。中でも消毒液等も出品規制がかかっていたりするので、
そのような情報は出品を行う際に、出品してよいものか確認をしましょう。

 

酒類の取り扱いについて

お酒を売る事自体犯罪ではありませんが、商用目的で酒類を取り扱う場合には、
通信販売酒類小売業免許」を取得する必要があります。

 

なぜ転売のイメージが悪い?

なぜ合法である転売のイメージがここまで悪くなってしまっているのか。

 

それは、上記で禁止されている違法転売をしている人がニュースや新聞で話題となったからというのはもちろん、合法の範囲であっても限定品を利益商品として転売ヤーが買い占めてしまうからです。

 

例を挙げると、抽選でしか手に入らないゲーム機や、今でいうとマスクや消毒液。

 

本当に欲しい人がいる中で、購入できない・手に入らないという事態が起きてしまうからです。

 

このような悪いニュースや一部の買い占め転売が行われることで、物販ビジネスのイメージまでも下がってしまう現状となっているのです。

 

せどりというビジネス自体は、税金を取り扱う税理士までもが副業として推奨している立派なビジネスであり、せどりで生計を立てている人間も多々いるのです。

 

そのような人からすると、一部のルール違反者のせいで曖昧な理解を持った方々からビジネスを否定されているかのようで、たまったもんじゃないですよね。

 

まとめ

Mr.新橋
どんなビジネスでも 最低限のルールを守ることが大事だね

 

メモ

転売とは

定価より高値で販売すること。


せどりとは

定価もしくは定価以下で販売すること。

 

禁止事項

①チケットの取り扱い
②偽ブランドの取り扱い
③古物商を取得していない場合の中古品の取り扱い
④販売禁止されている商品の出品

 

せどりと転売の違いについて、理解いただけたでしょうか。
物販ビジネスは、世の中の物流のしくみを理解するうえでも良いビジネスです。

 

不安は解消できましたか?

 

せどりは立派なビジネスです。
胸を張って始めてみてください!!

 

もちろんの事、これからせどりを始められる方は、ルールの範囲内で行いましょう。

 

  • この記事を書いた人
やま

やま

理系卒 / IT企業勤務 / 東京住 / 社会人3年目 / 25歳 / 2020年3月より副業に挑戦し半年で本業収入を超え、10月に本業+副業で月収7桁達成 / 社会人にとって『大事』なお金の知識を発信してます。

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